レヴァード(Levade)

高等馬術の演技の一つにレヴァード(Levade)がある。
ヴァードでは前肢を折り曲げて、低くした後肢の飛節に馬体を載せる体勢で数秒間静止の状態をとる。多くの乗馬記念碑ではこのようなスタイルの馬や騎乗者のものが多い。例としては、ウイーンのヘルデンプラッツ(Heldenplatz)にたっているサヴォイ(Savoy)のユージン皇太子(Prince Eugene)の像がある。嘗ては、馬の前肢も後肢も空中にするレヴァードは乗馬学校や騎乗者に課せられた課題の一つであった。このような体勢の馬は多くの銅版画や絵画でみることができる。今ではこのレヴァードの生の演技はスペイン乗馬学校でのみ見ることができる。

レヴァード(Levade)
レヴァード(Levade)