Ubuntu(Linux)のキーボードレイアウトの設定

Ubuntu(Linux)をUSBBootで動かしている。日本語の設定はすんなりとできたが日本語キーボードレイアウのを設定することに苦労した。

一般的なxwindowの下でのキーボードのレイアウトの設定についてはここが詳しい。それを参考にUbuntuのxwindowが起動されているときの設定を行った。

  • Ubuntuはログインすると即座にxwindowが起動される。ターミナルの画面をだして
setxkbmap -layout jp

と入力する。これで日本語キーボードレイアウトが設定される。しかしログアウトしてxwindowのセッションが終了すると設定は消えてしまう。

  • 上の設定がxwindow起動時に毎回できるようになっていれば問題はなくなる。そこでUbuntuの設定ユーティリティー「自動起動するアプリケーションの設定」で上記のコマンドを追加する。これでUbuntuのxwindow起動時毎にこのコマンドが実行されセッションが終われまで日本語キーボードレイアウトが保持される。

馬の顔たたいた疑い:遠野で19年開催「馬力」レース中

今朝の新聞記事のタイトルである。

馬が数百キロのおもりを載せたそりを引き障害となる坂を含め150メートルを走る速さを競う「馬力」大会である。最近では馬をロープなどで叩くことが習慣化していたという。このことが動物保護法違反に問われたもの。

この「馬力」大会は伝統文化であり継承すべきだという意見ともはや時代に合わないという意見があるという。

この大会は人間にとっては伝統かもしれないが馬にとっては不幸な時代の遺物でしかない。

ART(a folk of Raw Therapee)を使ってみる

Raw Therapeeに欠けているローカル処理を追加した画像処理にARTがある。a folk of Raw Therapeeと自任しているようにローカル処理以外はRawTherapeeそのものである。そのローカル処理を使ってみた。

ローカル処理は画像の限定した領域にのみ処理を施す。限定の仕方は

  • エリアマスク:領域を直接四角形(角を丸くすると円になる)や多角形で指定する。また同一の処理であれば複数個の領域が設定できる。

(注)多角形のエリアはマウス左クリック+コントロールキーで頂点を設定。

  • 類似色マスク:画像の色合いの似た領域を選択する。似具合の程度は設定できる。
  • ブラシマスク:
  • パラメータ指定マスク:

の4つがある。一つの画像に対して複数枚のマスクレイヤー(マスクを設定する層)が設定できる。

マスクをかけた領域に施せる処理は

  • カラー/トーン補正
  • スムージング
  • ローカルコントラスト
  • テクスチャ増幅

の4つである。

実例

元の画像

小屋の中の猫が暗くで目立たないことと小屋の上の猫をもう少し暗くしたい。

小屋の中を中心としたエリアマスクを設定しカラー/トーン補正を掛け小屋の中を明るくする。別のマスクレイヤーで小屋の上の猫を中心に領域をエリアマスクとしカラー/トーン補正で明度を少し落とす。このようにここでは2個のマスクレイヤーを使う。

編集された画像

 

「馬宿(うまやど)」と義経

阿波と讃岐の境で瀬戸内海に面したところに珍しい地名の「馬宿(うまやど)」がある。

新平家物語(吉川英治著)で義経が屋島の平家を南から攻めるために船で四国に渡り讃岐街道を使い阿波から讃岐に峠越えをするときに先発隊であった吾野余次郎(あがののよじろう)たちと本隊の義経たちとが待ち合わせた場所がこの「馬宿(うまやど)」であった。かれらはここで小休止し馬たちを休めたという。

この馬宿は現在の地図でも確認できる。

opencv-pythonのtempファイルへのアクセス

opencv-pythonはPythonで動画を扱うためのモジュールである。このモジュールを使ってlifegameを高速に描画するプログラムを以前に作った。これをwin10で実行しようとするとエラーがでた。エラーはtmpファイルにアクセスできないことから来てることが分かった。実はwin10ではユーザアカウントのユーザ名に日本語を使っていた。それでtempファイルへのpathに日本語が入ってくる。opencv-pythonは非ascii文字に対応していないことからエラーがででる。ここまでわかった。

対応策(ユーザ名を’花子’とする)

  • 管理者としてコマンドプロンプトを開き、ホルダー’花子’が見えるところまで行き以下のコマンドでsymbolic linkを作る:
mklink /D hanako 花子

これで’花子’の内部のファイルに対してascii文字だけの別名’hanako’経由でアクセスできる。通常tempファイルはこの内部にある。

  • opencv-pytonはtempファイルのある場所を環境変数TEMPまたはTMPに記載されているpathで探す(このpath名に日本語が入っているとエラーがででる)。そこでpath名を変更する)。

ユーザ名’花子’でログインしてコマンドプロンプトの窓を開き以下のコマンドを入力する。

C:\Users\花子>set T
TEMP=C:\Users\花子\AppData\Local\Temp
TMP=C:\Users\花子\AppData\Local\Temp

環境変数TEMP及びTMPのpathに日本語が入っていることがわかる。これを以下のコマンドで変更する。

setx TEMP C:\Users\hanako\AppData\Local\Temp
setx TMP C:\Users\hanako\AppData\Local\Temp

これで環境変数TEMPおよびTMPのpathをascii文字だけで定義できる。

この二つの処理でopencv-pythonは正常に動く。

win7からwin10へのアップグレード

5月の連休の前半は懸案であった我が家のPCをwin7からwin10にアップグレードした。その記録である。

  • Media Creation Toolによるアップグレードを試みるが直ぐにエラーが出てしまう。そのエラーはかなり頻繁に起きるエラーらしく様々の要因によるとされる。エラーの原因を特定することはほぼ不可能。
  • win10用のISOファイルを使うことにした:

(1)windowsマシンからこのファイルを取得しようとすると、必ずMedia Creation Tool経由になる。そこでMacマシンを使ってISOファイルをダウンロードした。

Win10_21H2_Japanese_x64.isoというファイルで5.6GBとかなり大きなものである。

(2)このファイルを展開するわけだがサイズが大きいのでDVDには書き込めずUSBをつかった。USBのフォーマットはNTFSにする。

(3)このUSBへの書き込みはuniversal-usb-installerを使った。

(4)このUSBでPCをブートするとwin10のクリーンインストルができるがこれは目的の作業ではない。win7を立ち上げてこのUSBの中身をみる。Setup.exeというファイルがある。これを実行する。これでアップグレードが始まる。

  • 作業の途中でwin7の中のアプリおよびユーザファイルを引き継ぐかどうか聞かれる。win7の中に古いアプリがあるとアップグレードの最後で作業が中断されるのでそのそのようなwin7ではユーザファイルだけを引き継ぐようにする。
  • win10にインストールの最後に既存のアプリの更新作業がある。これでアップグレードは終了である。