日本海を渡った馬たち

馬が日本海を渡って日本に来たことが歴史的にハッキリしている最初は応神天皇の時代に、百済から馬二匹が献上されたというものである。古事記によれば牡牝各一匹とあり、繁殖を目的としたものだったのだろう。汗血馬、アラブ系の馬と思われる。
当時船で馬を輸送するするには、底の浅い、速度の遅い船で、一艘に二匹程度の馬たちを乗せた。