「常用暦」はこよみである。一方「天文暦」は天体現象、特に日食、月食の日時を記述したものである。特に中国や日本の古代・中世では日食の予測は重要であった。近世においても暦の精度を測る上でこの予測が使われた。
野草園の「クマガイソウ」
今年は気温が高めなので花々の開花の早まっていると思い野草園に行ってみた。「クマガイソウ」ももう開花しており、やはり早い。いつもは5月の連休あたりが開花だが。
読書:「中井精也の鉄道絶景」
花桃の季節だ
仙台では桜の開花が早かったので他に草花の開花も早いのではと思っていたが、やはり早く例年花を写真に撮っている米ケ袋の花桃をもう咲いていた。
仙台の最後のさくら
2023年の最後に撮ったさくらである。今年はさくらの開花も早く、咲いたとおもったらサッサと終わってしまった。
秋保(あきゅう)のカタクリ
いつもは野草園や近くの野山にカタクリを探しに行くが、近くで咲いたカタクリである。
「名月を取ってくれろと泣く子かな」(小林一茶)
上の句にまつわる小話でそれを聞いた父親が「梯子があれば屋根に上がって取ってやれるんだが、生憎梯子がないなあ」。満月の月は一段と大きく見え近くに感じられる。
不思議なことにあれほど精緻な暦を作った近世の日本の天文学では天体までの距離が問題となったことがない。先日「朱子の自然学」(山田慶児著)を読んだが、12世紀の中国の天文学においても天体まで距離は問題とされなかったという。なぜか?
2023年の桜
今年の仙台の桜は4月の初めに満開を迎えた。写真もそれなりに撮った。
写真ギャラリーに纏めておいた。