馬連(ばれん)

正月休みに天童市にある「広重美術館」に行ってみた。
最上藩の財政難の時期に広重に浮世絵を描いてもらいそれを債券の替わりに商人から金を借りたという話である。
今回の展示は百人一首と歌舞伎の場面を合わせた刷り物で歌舞伎の名場面に百人一首が添えられていた。これ自体が面白かったが、版画の制作過程のコーナにバレンがあった。それには漢字で「馬連」とあり、さては馬の何か似ていることに由来するものかなとおもった。
形が馬の蹄に似ていることから、それを何回も押しつけて印刷する意味から「馬連」だとか想像してみた。しかし、「馬連」は単なる当て字らしい。
因みに「馬連」は英語でもbarenである。