今朝の新聞の記事のタイトルである。
被食者は捕食者から発見されないよういろんな意味で「目立たない」ことが重要である。一方パートナーを確保するためにはいろんな意味で「目立つ」ことが求められる。このジレンマを解決するために生物はさまざまな方法をつかう。被食者には見えるが捕食者には見えないような、例えば紫外線、超音波を使って「目立たせる」。
この記事はカエルの体色についてでる。中国・西華師範大学などの研究者たちは中国各地の生息する102種のカエルの体色を捕食者の多さとの関係で調べた。結果は
捕食者がほとんどいないところに生息してるカエルの体色は目立つ色をしているのに対して、捕食者がたくさんいるところでは周囲の色に溶け込む目立たない色をしていることが分かった。
面白いことに目立つカエルの脳は目立たないカエルの脳と比較して大きいことである。仲間同士のコミュニケーションに使う脳機能が強化された結果なのかもしれない。