みうら・ばいえん(三浦梅園)

「日本の唯物論者」の中で著者の三枝博音はみうら・ばいえん(三浦梅園)を高く評価している。

三浦梅園はこんなことを意っている。

「ほんとうに自然を見抜くということになれば、聖人とか仏陀ついったところで結局は人間なのだから、わたしたちの学問の討究においては同僚であるにすぎない。先生とすべきものは自然である」

このような認識は自然科学の方法論の真髄である。