Horse Chestnut

“The Little Guide to Leaves”という絵本を時々眺めている。

そのなかに”Horse Chestnut”がある。

ボストンの友人の庭にこの木の巨木があり、その友人が木の名前の由来を教えてくれたことを思い出した。

この木は秋になると栗のイガの大きさの実を付ける。果皮には栗のようなイガイガはなくツルンとしている。中には栗の実大の実が2-3個入っている。果皮ごと落ちるが、この果皮を含む実が馬糞に似ていることから”Horse Chestnut”という名前が付いた。米国ではこの木は外来種で、本物の”Chestnut”を駆逐してしまったという話だった。

日本ではこの木は「とち(栃)」である。街路樹として近くにも沢山ある。実は「とちのみ」で、興味本位で拾いあつめたことがある。非常に根気よく渋抜きをすると食用になり、「とちもち」の原料になる。

画像はここにある。

なお、乗馬用語では馬糞は「ボロ」という。ボールからきているらしいがこれも形に由来する。