美術に表現された馬(5):馬の素描(葛飾北斎)

葛飾北斎の馬たちである。画像はここにある。

アウトラインのみで馬の特徴を巧みに表現してあり感心する。

五歳のころより彼の言によれば「ものの形を素描することに夢中であった。」三万点以上の作品がある。後年彼は自分のことを「画狂老人」と言った。

臨終の言:

「翁死に臨み、大息し天我をして十年の命を長ふせしめバといひ、暫くして更に謂て曰く、天我をして五年の命を保たしめバ、真正の画工となるを得べしと、言吃りて死す。」

Horse Museumのクレディトによれば、この「馬の素描」はシアトルの美術館にある。

かれは馬を含め多くに動物を描いている。それらはここで見られる。