昔の人々はなんでも占いをした。
これも「中国名言集:弥縫録」にあった話である。
元日に占いをして「凶」と出たらまずいので、まず無難なところから始めた。それで元日は鶏を占なうことにした。「今年は卵を沢山産むかな」とか占なったという。二日は犬、三日は豚、四日は羊、五日は牛、六日は馬と身近な家畜を占い、七日にやっと人の番になる。この日を人日といった。
人日に占いをして「凶」とでたらどうしよう。そのときは厄除けのマジナイをすればよい。それには七種の薬草をスープにして飲めばよい。
この風習が日本に伝わり「七草粥」になった。