ウマはホース(6):フリージアン

今回のウマはオランダのフリージアン(Friesian)である。画像はここにある。

青毛のフリージアンは古代に起源を持つ冷血種である。故地ではブリテンの大型のシャイアーに寄せられた同じような賞賛や褒めすぎをかち得ている。騎乗のウマとして非常な敏捷性を示すが、現生のフリージアンは印象的な曳きウマとしてずば抜けている。この気質や外観からサーカスのトレーナーの間で人気があり、その容貌や体色から葬儀業界でも需要がある。

ヨーロッパの「原始的」な森林ウマの後裔であるフリージアンはオランダの北海岸に位置するフリーズランドで主として育成されている。ドイツやフリージアンの騎士を十字軍として乗せたこともあり、さまざまな目的の軍馬として用いられた。最初オリエントの馬との交配で品種改良がなされ、その後オランダがスペインから独立する1609年までは普及してきたスペインのウマからの影響が大きかった。

フリージアンはその愛すべき性格と従順さで特記される。体型的に万能で飼育の手間が要らない。