馬と言えばモンゴル

モンゴルの草原で乗馬ができたらと思う。僕らのクラブでも「モンゴル外乗」というツアーがある。面白そうである。
現在のモンゴルの人々と馬の深い関わり合いの様子は椎名誠さんの「草の海 モンゴル奥地への旅」(集英社:1992年)に興味深く語られている。特に、子供たちを騎乗者とする馬の持久力競技(15kmから28kmといった距離を走る)の様子が生き生きと
述べられていて、トップになった子供は騎乗した馬を褒め称える演説をするのだと言った感動的な様子も語られている。
モンゴルという國の数奇な歴史も調味深い。チンギス・ハーンから始まるモンゴル帝国の歴史だ。
陳舜臣著「チンギス・ハーンの一族①~④」(中公文庫:2007年)を読むとその数奇な歴史がよくわかる。それにしても感心したのはモンゴル帝国では、仏教、イスラム教、キリスト教がかなり自由に共存していたことである。これは初めて知った。
椎名さんはモンゴルの乗馬で尻が鞍に当たり出血でパンツが真っ赤になってしまったようだが、その後乗馬は上達したのかなあ。椎名さんのことだから、そんなことは関係なく、バンバンと乗っているのかもしれませんね。

柳生の三県境:ボロノイ頂点?

ふしぎな境界線②では「柳生の三県境」を取り上げている。これは埼玉県、群馬県そして栃木県の三県の境界線が一点で交差する場所である。こんな場所は高い山の頂上とか河川とか普通であるのに、この境界点は普通の平地ある。

こんな平地にあるとこの点は「ボロノイ頂点」のように見える。

平地にできた理由は明治時代に渡良瀬川の川筋が大きく変わり元々その川に沿ってあった境界線がそのまま平地となった元の場所に境界線となった由。

馬の「犬歯」

馬の歯並びが面白い。「馬の科学」によれば馬の歯並びは
3033
3033
となっている。最初の3が切歯の数、後半の3、3が前臼歯、後臼歯の数である。上顎、下顎とも同じ数の歯がある。馬の最大の特徴はこの切歯と臼歯の間に歯のない間隙(歯槽間縁という)が大きくあることである。ここにはみが入る。ここにはみを入れて馬を制御することが出来るといった偉大な発見はヒッタイト人に負う。 このような歯並びを持つ動物は馬以外にいない。
ところで、馬にも「犬歯」がある。上の0の位置が「犬歯」のある場所で、雄馬のみにある。だから上の数字の並びは雌馬で、雄では
3133
3133
となる。
先日のレッスンで騎乗した馬の歯並びを見せてもらった。「セン」(去勢)馬なので「犬歯」があったが、顎の歯並びから可成り外れたとこに大きな「犬歯」があった。こんな所にあってなんの役に立っているのだろうか、と不思議に思った。多分に進化の忘れ物であるのだろう。

合戦原遺跡から壷鐙が出土

河北新報10月4日(木)の朝刊に宮城県亘理郡山元町の合戦原遺跡から壷鐙(つぼあぶみ)など馬具が発見され公開される予定という記事が載った。壷鐙の発掘例は全国的にみると珍しいことではないがその記事によれば宮城県では最初のものである由。発掘の詳しい様子は山元町の現地報告に詳しく載っている。

それによれば壷鐙以外に、馬具としては杏葉(ぎょうよう)・帯金具(おびかなぐ)などが見つかっている。

年代的にみると古墳時代後期から奈良時代前期にかけてのものである。

フォトクルーズ仙台写真展開催迫る

所属するアマチュア写真クラブ「フォトクルーズ仙台」の第三回写真展が以下のように開催される:

開催期間:10月16日(火)~21日(日)

10:00~18:00(最終日は16:00まで)

会場:東北電力グリーンプラザ1階

ブラザギャラリーNORTH

この写真クラブのモットー「自由な視点で」に象徴されるように多彩な写真が単写真は勿論組写真によって表現される。

PythonAnywhereを使ってみる

表題にあるPythonAnywhereは手元のコンピュータにPythonインタプリタをインストールしなくともWEB上にあるPythonインタプリタを使ってPythonプログラムを実行し結果をWEBブラウザーに表示するサービスをしている。

このサービスの使い方はここにある。

今回は日本語を含むプログラムを実行した。使ったプログラムは以下のようなものである:

#coding: utf-8
d = { ‘甲’:(‘コウ’,’きのえ’),
‘乙’:(‘オツ’,’きのと’),
‘丙’:(‘ヘイ’,’ひのえ’),
‘丁’:(‘テイ’,’ひのと’),
‘戊’:(‘ボ’,’つちのえ’)}
for key, value in d.items():
print(key, value)

結果の表示は

となり日本語の処理適切にされている。

インストールなしてPythonが使える点は貴重なサービスである。

 

Pythonプログラムの実行(2)

前回の例は簡単すぎてプログラムという印象が少ないと思ったので今回は「繰り返し」を含む問題である。

九九の表を表示する問題。

プログラムは以下のようになる:

#!/usr/local/bin/python
# -*- coding: euc-jp -*-

print “Content-Type: text/html; charset = EUC-JP \n”

print “九九の表 <br>\n”
for i in range(1,10):
    for j in range(1,10):
        print(“%d x %d = %02d ” % (i,j,i*j))
    print “<br>\n”

最初の三行はWEB上でPythonを実行し結果を表示させるためにある。それら以降が本来のPythonプログラム。結果をWEB上で表示させるために改行や空白の処理に工夫がいる。

実行

Pythonプログラムの実行

Pythonプログラムは一般的には手元にあるコンピュータにPythonインタプリタをインストールして使う。

しかしこのWEBサーバには既にPythonを実行できる環境があるのでこの環境を使って簡単なプログラムを走らせてみる。このような手法をCGIと呼ぶ。CGIの説明

注意点

(1)このサーバにインストールされているPythonは

ヴァージョン:2.75

場所:/usr/local/bin/python

(2)このサーバはFreeBSD(Linuxの一種)で動いているのでそのシステムに合ったテキストファイルを作成する必要がある。具体的には、

文字コード:EUC-JP

改行コード:LF

(3)ファイルの拡張子はcgiにする。

そのファイルの属性は705、このファイルを入れるホルダーの属性は755とする。

(4)試したプログラムは

#!/usr/local/bin/python
# -*- coding: euc-jp -*-

print “Content-Type: text/html; charset = EUC-JP \n”
print “Pythonから今日は”

最後の1行がPython固有のprint文である。

(5)出力結果は

実行