伸長速歩(しんちょうはやあし)

馬の背中の律動の波長を長くすることが歩幅の伸展を意味する。

馬の背中が硬いと背中の「波」は全くうまれず、伸長運動は人馬に対する拷問さながれにみえてしまう。「肢で歩く馬」はは気持ちよく運動することができない。

伸長速歩は上級馬場馬術科目のハイライトにならなければならない。収縮運動を続けてきた馬にとって飛ぶように前にでることは一種の「解放」なのだ。騎手はだだ「波」に揺られ馬がみずからの能力を発揮するのに任せてやるだけでよい。

出典は”ドレッサージュの基礎”(著者:K.A. von Ziegner、訳:椎名 嬢)

 

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