常歩から駈歩へ
駈歩は3節の運動だ。常歩から駈歩への移行では馬が十分脚に敏感になっている必要がる。さらに4節の歩法(常歩)から3節(駈歩)に移行するタイミングは常歩で外側後肢が地面を離れて自由になっているときである。駈歩は外側後肢の踏み出しから始まるからだ。
駈歩から常歩へ
3節の駈歩から4節の常歩への移行は3節の駈歩のサイクルのなかで外側前肢と内側後肢の着地のあとほんの少しでけ馬の3本の肢が着地してるときがある。このタイミングで移行する。3節の駈歩のサイクルのなかで常歩の似た肢のパターンが作られる時である。
単純踏歩変換
左駈歩から数歩の常歩をはさんで右駈歩にきりかえるのが単純踏変換である。駈歩から常歩への移行は前に述べた。その常歩から駈歩の移行へは常歩で外側後肢は地面を離れているタイミングで移行する。したがって常歩が少なくとも4歩が必要となる。
出典は”ドレッサージュの基礎”(著者:K.A. von Ziegner、訳:椎名 嬢)