小惑星「2020QG」、地球に最接近

今朝の新聞に記事のタイトルである。

火星と木星との間に小惑星帯があり、大きいものだけでも1万個以上の小惑星が存在している。小さいものは無数にあるが、他の大きな小惑星の影響を受け、地球にまで接近するものもある。

今回の記事の小惑星「2020QG」もそのような小惑星の1つだったのだろう。記事によればこの小惑星は直径3~6メートルと自動車なみの小さなもので、最も接近したのは16日午後1時8分(日本時間)、南インド洋上空2590キロであった。この距離は国際宇宙ステーションの高度の7倍強にあたるが、観測史上、小惑星の接近記録としては最小距離との由。

地球の大気圏が高度約500キロであることを考えるとかなり遠くを通過したことになるが、この小惑星の軌道は地球の重力の影響を受けているらしい。