12日の朝刊の新聞記事のタイトルである。
フランスが19世紀に西アフリカの現ベナンから略奪した26の美術品が129年ぶりにベナンに返却された。
返還されたのは現在ユネスコ世界遺産に認定されているアボメー宮殿に所蔵されていた宝物である。
ベナンは2016年フランスに対して約5000点の美術品の返還を要求している。今回の返還はその極一部である。
フランスだけでなく、ドイツ、オランダ、スイス、ベルギーなどに対しても文化財の返還を要求している。特にベルギーのブリュッセルにあるアフリカ博物館では16万点のうち1万から3万は略奪された美術品で構成されているという。