すむ場所によって異なる種:中南米生息のシロボウシマイコドリ

今朝の新聞の記事のタイトルである。

中米コスタリカから南米ブラジルまで広い範囲の熱帯に生息し一つの種と思われてきたシロボウシマイコドリがすむ場所によって異なる種である可能性がでてきたという話である。

コーネル大学の研究者たちの研究である(コーネル大学には鳥類学研究所 (Cornell Lab of Ornithology)がある

各地で採取されていた過去のシロボウシマイコドリのDNAの解析および現在生息しているシロボウシマイコドリの鳴き声の比較などでシロボウシマイコドリはすんでいる場所で別の種である可能性が出てきたという。

生物学の「種」の定義は多義的で確定的な定義はないがシロボウシマイコドリは今まで考えられていた以上に地域ごとの違いが大きく地域ごとに別の種と認められる可能性がでてきたということである。