神話と星座(1):アストライアーと乙女座

世界に人間が住むようになって「金の時代」「銀の時代」、「青銅の時代」と変遷してきて遂に「鉄の時代」になってしまった。この時代はあらゆる邪悪なものが人間世界に蔓延った時代であった。このため神々は次々と地上を見捨ててしまった。最後にこの地上を去ったのがアストライアーという女神で、去ったあと天空の星の間に置かれた。これが乙女座である。

この女神の母親はテミス(掟)で善悪を天秤で測ったことから乙女座の足元にあるてんびん座をこの女神と関連つける話もある。しかし「星座のはなし」(野尻抱影著)によればてんびん座はいまから3000年もの昔に当時バビロンでは太陽の秋分点になっていたことによるという。

ベン・ロザリー著:「Hidden Planet イラストレーターから地球へのラブレター」

今朝の新聞の「読書欄」での紹介である。

自然を探求するイラストレーターの著者が「隠された関係」「隠された家族」など「隠された」をキーワードに色彩豊かな細密画と独自の解説で動物たちの秘密を解き明かす。「自然の素晴らしい多様性を垣間見てもらいたい」と著者はいう。

細密画の一例はここにある。

 

かっぱと馬

遠野物語の中にかっぱと馬の話が出てくる。

馬が川で肢を冷やしているとかっぱが出てきて馬を水の中に引き入れようとしたが馬の方が力が強く逆に岸に引き出されてしまった。村人がこれを見つけてこの悪さをするかっぱをどうするか議論になり、二度としないという約束をさせて川に戻すことにした。

この種の馬とかっぱに関わる話は全国にあるらしい。

8世紀の平城京の時代には馬は水の精の好物なので馬の土人形を川に流し水害や逆の日照りなどが起こらないよう祈願したという。多分最初は生きた馬を生贄としていたのであろう。遠野の話もこれと関連があるのであろう。

映画「歩いて見た世界:ブルース・チャドウィンの足跡」に寄せて

一昨日の新聞の記事のタイトルである。

ヴェルナー・ヘルツォーク監督の映画で、イギリスの作家ブルース・チャドウィンの数奇な生涯を辿るドキュメンタリーである。彼は49歳で亡くなるまで世界の辺境を旅し、思索を小説に著してきた。監督と作家は「野生の気質や夢見る人々、人間という存在にまつわる大きな概念」というテーマを共有する同市でもあったともいう。

この映画の予告編はここで見れる。

 

「ベテルギウス」減光の秘密に迫る:世界初、気象衛星で観測

昨日の新聞記事のタイトルである。

東京大学の院生3人による論文の紹介である。たまたま気象衛星に映っていた「ベテルギウス」の映像をもとに最近話題になっているこの赤色巨星の減光のメカニズムを調べたという。

赤外線での観測データも得られたので減光の原因とされている星周縁のチリの効果を定量化できたという。

 

Ubuntu(Linux)のキーボードレイアウトの設定

Ubuntu(Linux)をUSBBootで動かしている。日本語の設定はすんなりとできたが日本語キーボードレイアウのを設定することに苦労した。

一般的なxwindowの下でのキーボードのレイアウトの設定についてはここが詳しい。それを参考にUbuntuのxwindowが起動されているときの設定を行った。

  • Ubuntuはログインすると即座にxwindowが起動される。ターミナルの画面をだして
setxkbmap -layout jp

と入力する。これで日本語キーボードレイアウトが設定される。しかしログアウトしてxwindowのセッションが終了すると設定は消えてしまう。

  • 上の設定がxwindow起動時に毎回できるようになっていれば問題はなくなる。そこでUbuntuの設定ユーティリティー「自動起動するアプリケーションの設定」で上記のコマンドを追加する。これでUbuntuのxwindow起動時毎にこのコマンドが実行されセッションが終われまで日本語キーボードレイアウトが保持される。

馬の顔たたいた疑い:遠野で19年開催「馬力」レース中

今朝の新聞記事のタイトルである。

馬が数百キロのおもりを載せたそりを引き障害となる坂を含め150メートルを走る速さを競う「馬力」大会である。最近では馬をロープなどで叩くことが習慣化していたという。このことが動物保護法違反に問われたもの。

この「馬力」大会は伝統文化であり継承すべきだという意見ともはや時代に合わないという意見があるという。

この大会は人間にとっては伝統かもしれないが馬にとっては不幸な時代の遺物でしかない。

ART(a folk of Raw Therapee)を使ってみる

Raw Therapeeに欠けているローカル処理を追加した画像処理にARTがある。a folk of Raw Therapeeと自任しているようにローカル処理以外はRawTherapeeそのものである。そのローカル処理を使ってみた。

ローカル処理は画像の限定した領域にのみ処理を施す。限定の仕方は

  • エリアマスク:領域を直接四角形(角を丸くすると円になる)や多角形で指定する。また同一の処理であれば複数個の領域が設定できる。

(注)多角形のエリアはマウス左クリック+コントロールキーで頂点を設定。

  • 類似色マスク:画像の色合いの似た領域を選択する。似具合の程度は設定できる。
  • ブラシマスク:
  • パラメータ指定マスク:

の4つがある。一つの画像に対して複数枚のマスクレイヤー(マスクを設定する層)が設定できる。

マスクをかけた領域に施せる処理は

  • カラー/トーン補正
  • スムージング
  • ローカルコントラスト
  • テクスチャ増幅

の4つである。

実例

元の画像

小屋の中の猫が暗くで目立たないことと小屋の上の猫をもう少し暗くしたい。

小屋の中を中心としたエリアマスクを設定しカラー/トーン補正を掛け小屋の中を明るくする。別のマスクレイヤーで小屋の上の猫を中心に領域をエリアマスクとしカラー/トーン補正で明度を少し落とす。このようにここでは2個のマスクレイヤーを使う。

編集された画像