宇宙はセルオートマトン

宇宙は一様等方であるといわれている。これは宇宙のどこに行って同じような風景が見られるし、どの方向を見ても同じような風景が見えるということである。これから宇宙のいたるところで同じ物理が成り立つことが分る。このような宇宙でのパターン形成の問題を考える。宇宙には銀河、星、生命、人間など様々なレベルでパターンが存在するが、宇宙のいたるところで同じパターン形成のメカニズムが働いているはずである。このもっともシンプルなものがセルオートマトンである。

こんなことを考えていた。既にこのような発想があることがわかった。例えばこれである。

宇宙は一様等方であるが、揺らぎが存在する。例えば宇宙背景放射は宇宙初期に揺らぎがあったことを示している。この揺らぎがパターン形成の種である。この揺らぎのお陰で宇宙では至るところで同じパターン形成機構が働いているにも拘わらず、あるとことには銀河が形成されるし、あるところには生命が誕生するし、あるところには人類が誕生する。