みんな声上げ放牧守った:「舎外飼養中止案」撤回に追い込む

これも今朝の新聞記事の表題である。

この問題もこのブログで紹介した

今朝の記事はみんなの反対運動で国が当初用意して「放牧中止案」が撤回されたという内容だ。

今朝の記事で、山梨県韮崎市の養豚農家の中嶋千里さんは国の中止案は「現場を無視している」と批判している。「昨年、この地域にも感染ブタが発生したが、うちは出なかった。放牧に感染拡大のリスクがあるという科学的根拠はどこにあるのか。」

40年前に韮崎市で中嶋さんが養豚を始めたとき、豚の放牧をやっているところはなかったが、中嶋さんのところは生まれたときから完全放牧である。伝染病対策をきちんと取りつつ、「家畜の体と心に配慮した健康的な飼育方法である放牧にメリットを感じている」と中嶋さんは述べている。

改正案に対する反対や見直しの声に押されて国の最終案では放牧中止の項目は削除された。

 

暗くなったベテルギウス:原因は”巨大黒点”?

今日の新聞記事の一つに表題の記事が載った。

以前にこのブログでも紹介した。超巨星で変光星であるオリオン座の主星であるベテルギウスが著しく減光したエピソードの原因についてである。

昨年の末に減光が40パーセントにも達し、超新星爆発の前兆かもと思われていたがその後増光に転じた。その減光の原因について星から放出された周星物質による光の遮り説があった。しかし今回の論文ではこの可能性がないことがわかったという由。別の可能性とし、星の表面の50%~70%と広い範囲で他と比較して低温な領域ができ、このことが減光につながった。謂わば巨大な黒点が原因ではという話である。

「ヤマト」から「日本」へ

「日本」という国名ができたのは何時ごろかという問題。

海と列島の中世」(網野善彦著)によれは、それは律令制が確立した7世紀から8世紀にかけてのころである。それ以前には、「ヤマト」という呼び名であった。「日の本(ひのもと)のヤマト」である。その「日の本」(中国から見て太陽が朝のぼってくる地方)から「日本」が出てきたもの。これには原始的な太陽神信仰の影響もある。

この時期以前には「日本」も「日本人」もなかった。さらにこの時期以降も東北地方(蝦夷)や九州(隼人)には日本人」はいなかったわけである。