「ヤマト」から「日本」へ

「日本」という国名ができたのは何時ごろかという問題。

海と列島の中世」(網野善彦著)によれは、それは律令制が確立した7世紀から8世紀にかけてのころである。それ以前には、「ヤマト」という呼び名であった。「日の本(ひのもと)のヤマト」である。その「日の本」(中国から見て太陽が朝のぼってくる地方)から「日本」が出てきたもの。これには原始的な太陽神信仰の影響もある。

この時期以前には「日本」も「日本人」もなかった。さらにこの時期以降も東北地方(蝦夷)や九州(隼人)には日本人」はいなかったわけである。

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