“The Horse ,the whell and Language”(David W. Anthony著)を読んでいたら、紀元前5200年~5000年あたりのドニエプル・ドネツII文化(アゾフ海の北のドニエプル川渓谷やドネツ川渓谷で発掘された文化遺構)の墳墓から、磨いた石で作られた「職杖」の柄が発見されている。馬の頭部を模ったものや、十字架状のもので戦闘用とは思えないもので明らかに権威の象徴を示すものである。
ノドジロシトドという体長約17センチのホオジロ科の鳥の鳴き声についての発見である。この鳥はカナダの森林で繁殖し、アメリカやメキシコ北部で越冬する渡り鳥である。この鳥はもともと三つの異なる音(“Old Sam Peabody-Peabody-Peabody”と鳴く)を繰り返す歌を歌う。
ところが1990年代にカナダ西部のブルティッシュ・コロンビア州で二つの異なる音(Old Sam Peabuh, Peabuh, Peabuh)を繰り返すノドジロシトドを発見した。その後、この新しい鳴き声で鳴くノドジロシトドの生息域は年々広がりアルバータ州(2014年)、3000キロも離れたオンタリオ州でも発見された。