2022年の陰暦の元日は二月一日である。
一方立春は二月四日であるので今回は二つの日にちがかなり接近している。
「年の内に春はきにけりひととせを 去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方)
このようには辛うじてなっていない。
2022年の陰暦の元日は二月一日である。
一方立春は二月四日であるので今回は二つの日にちがかなり接近している。
「年の内に春はきにけりひととせを 去年(こぞ)とやいはむ今年とやいはむ」(在原元方)
このようには辛うじてなっていない。
今朝の新聞の「読書」欄の記事のタイトルである。
氏は書架に1万冊ほどの本をもっているが、読んでない本が8割かたあるという。その理由である。
「友人たちが読まなければならないと思っているのだが、まだ読んでいない本」である本を並べるのこの規模にあるらしい。
蕪村の俳句の中に「暦」を詠んだものを二つ見つけた。
○御経(おんよう)に
似てゆかしさよ古暦(ふるこよみ) 蕪村
脚注に「伊勢暦は経文の如く縦長にして折しものなり」とある。
○闇(やみ)の夜に
終(をは)る暦(こよみ)の表紙かな 蕪村
脚注に「大晦日は闇なり。暦の表紙は黒と定まりある也」とある。
今朝の新聞の記事のタイトルである。
核保有国5カ国の共同声明について、米国の「平和・軍縮・共通安全保障キャンペーン」のジョセフ・ガーソン氏は「もし5カ国が核戦争の回避を本当に真剣に考えているなら、核弾頭強化に多額の予算を注ぎ込むことをまずやめるべきだ」と指摘した。
今朝の新聞記事の話題である。
東京都台東区の上野東照宮ぼたん苑では「冬ぼたん」が見頃である。冬に開花するように2年かけて育てた100株があでやかに咲いている。
蕪村の句に
山中(さんちゅう)の
相(しやう)雪中のぼたん哉 蕪村
山中(宰)相は中国の故事にならって「大変貴重な」または「大変に稀な」の意。
○斧(おの)入れて香におどろくや冬こだち 蕪村
嗅覚が視覚を強調しているさまが面白い
○一しきり矢種(やだね)の尽るあられ哉 蕪村
「矢種」がいい
○寒梅を手折(ておる)響(ひびき)や老が肘(ひじ) 蕪村
寒梅を手折ってハッとしている様子
○漁家(ぎょか)寒し酒に頭(かしら)の雪を焼(やく) 蕪村
泰然自若としている漁師を彷彿させる
元旦の新聞の記事のタイトルである。
第1回締約国会議が3月22~24日にウィーンで開かれる。記事では議長を務めるオーストリア外務省のアレクサンダー・クメント軍縮局長の発言を伝えている。
ー核保有国は禁止条約が「分断をもたらす」と批判しているが。
完全に間違っている。分断は禁止条約が初めてつくりだしたものではない。世界をみると核があることこそが脅威だと思っている国が多数ある。禁止条約はそのような不安に応えてできたものである。一方核保有国は核を段階的に削減すると約束しながら今までそれをしてこなかった。分断の責任は核保有国にある。
これも乗馬の話である。
乗馬では左手前ではムチは左手に持ち、右手前では右に持つ。ムチの左右の持ち替えは「斜め手前変換」でX点あたりで行う。どのようにして持ち替えるか?これが今日のテーマである。
“Horse and Rider”(Alois Podhajsky)を読んでいたらスペイン乗馬学校の方法が紹介されていた。通常の小勒(しょうろく)のばあいは以下のようにする:
【左から右に持ち替える】
○みどり子の頭巾眉深(まぶか)きいとおしみ 蕪村
「眉深き」で情感を強くしている
○繋ぎ馬雪一双(いっそう)の鐙(あぶみ)かな 蕪村
「雪一双」の漢語で場面が引き締まってくる
○いざや寝(ね)ん元日は又翌(あす)の事 蕪村
今の季節にぴったりの句である
○蕭条(せうでう)として石に日の入る枯野かな 蕪村
「石に日の入る」で情景が深化している
久ぶりに乗馬の話題である。
馬をその場で360度または180度回転させる手法に後肢旋回(turn on the haunches)と前肢旋回がある。
●後肢旋回(360度)
左手前であると左回転(左が内側)、右手前であると右回転(右が内側)させる。要は小さい半径の「巻き乗り」である。
扶助は内方手綱を開いて馬を回転方向に誘う。外方手綱で馬を支える。内方脚は腹帯の直ぐ後で馬に推進力をあたえる。外方脚は腹帯のやや後で強く圧迫して回転半径が小さくなるようにする。馬の四肢がリズムを保って動くことが肝要。
●前肢旋回(180度):外拉致を使って
前肢を軸とした180度回転である。外拉致を使う。左手前では右回転(右が内側)、右手前であると左回転(左が内側)させる。
扶助は内方手綱を開いて馬を回転方向に誘う。外方手綱は押し手綱で馬を支える。内方脚は腹帯の直ぐ後で強く圧迫して馬に回転あたえる。外方脚は腹帯のやや後で回転運動を調節する。馬を後退させてはならない。