神話と星座(4):ペーガソスとケンタウロス

ペルセウスがメドゥーサの首を切り取ったとき、血が大地にしみこんでそこから翼の生えた天馬ペーガソスが出てきた。

ペーガソスはベレロポーンのキマイラ退治の強力な助っ人となったが、ベレロポーンが高慢になってしまった。ゼウスはこれを罰するために一匹の虻をおくりペーガソスを刺した。このためベレロポーンは落馬し悲惨な人生を送ることになってしまった。

ケンタウロス族という怪獣がいた。この怪獣は頭から腰までが人間でその他は馬の形をしていた。古代の人々は馬に対して親近感を持っていたのでケンタウロス族は古代空想上の怪獣の中で立派な特性を持った唯一な怪獣であり、人間との交際をも許されたいた。特にケイローンは哲人で多くの英雄たちが彼の弟子になった。ゼウスは彼が死ぬと「人馬宮」という星座に彼を置いた。

 

 

第1回締約国会議開催:核兵器禁止条約ますます重要に

今朝の新聞の記事のタイトルである。

ウィーンで21日核兵器禁止条約第1回締約国会議開催が始まった。議長に選出されたオーストリア外務省のアレキサンダー・クメント軍縮局長は「核兵器禁止条約そのものと人類全体の願いである核兵器のない世界に向けて強力なメッセージを送れると確信している」と述べた。

現時点で締約国は65カ国となった。

神話と星座(3):ペルセウス・アンドロメダー・ケーペウス・カッシオペイア

ペルセウス・アンドロメダー・ケーペウス・カッシオペイア、これら4つの星座は1つの物語で繋がっている。

怪獣メドゥーサを打ち破りその首をもって海上を飛行していたペルセウスは海岸の岩に鎖で繋がれていた処女を見つけた。これがアンドロメダーである。アンドロメダーはアイティオピアー人の国ケーペウス王の娘であった。

アンドロメダーの母親がカッシオペイアで自分の美貌を自慢して海のニュムベーたちとその美しさを競いあった.これでニュムベーたちのい怒りをかい、その結果ケーペウス王国の海岸は怪獣によって荒らされることになった。これを和らげるため生贄としてアンドロメダーが差し出された。もちろんペルセウスはアンドロメダーを助け自分の妃とした。

カッシオペイアは星座になったが収まらないはニュムベーたちで、カッシオペイアを北極近くに配することで夜の半分は頭を下げさせて謙譲の教えを受けさせた。

神話と星座(2):カリストーと大熊座

カリストーもまたヘーラー(ゼウスの正妻)の嫉妬をかった処女である。ヘーラーはカリストーを熊に変えてしまった。熊にされてしまったカリストーは森を彷徨い歩いていた。そして一人の若者が狩りをしているのに遭遇してしまった。この若者はカリストーの息子であったがそんなことは知らないこの若者はこの熊を突き刺そうとした。その瞬間にゼウスはこの若者も熊にしてこれらの二頭の熊を天空に置いた。これらが大熊座と小熊座である。

ヘーラーの怒りは収まらず大洋の神テーテュースのところにねじ込んで熊たちが海に下ってくることを禁じてしまった。それゆえこれらの二つの星座は何時も海面上にあり見えている。

熊になる前のカリストーはここにある。

神話と星座(1):アストライアーと乙女座

世界に人間が住むようになって「金の時代」「銀の時代」、「青銅の時代」と変遷してきて遂に「鉄の時代」になってしまった。この時代はあらゆる邪悪なものが人間世界に蔓延った時代であった。このため神々は次々と地上を見捨ててしまった。最後にこの地上を去ったのがアストライアーという女神で、去ったあと天空の星の間に置かれた。これが乙女座である。

この女神の母親はテミス(掟)で善悪を天秤で測ったことから乙女座の足元にあるてんびん座をこの女神と関連つける話もある。しかし「星座のはなし」(野尻抱影著)によればてんびん座はいまから3000年もの昔に当時バビロンでは太陽の秋分点になっていたことによるという。

ベン・ロザリー著:「Hidden Planet イラストレーターから地球へのラブレター」

今朝の新聞の「読書欄」での紹介である。

自然を探求するイラストレーターの著者が「隠された関係」「隠された家族」など「隠された」をキーワードに色彩豊かな細密画と独自の解説で動物たちの秘密を解き明かす。「自然の素晴らしい多様性を垣間見てもらいたい」と著者はいう。

細密画の一例はここにある。

 

かっぱと馬

遠野物語の中にかっぱと馬の話が出てくる。

馬が川で肢を冷やしているとかっぱが出てきて馬を水の中に引き入れようとしたが馬の方が力が強く逆に岸に引き出されてしまった。村人がこれを見つけてこの悪さをするかっぱをどうするか議論になり、二度としないという約束をさせて川に戻すことにした。

この種の馬とかっぱに関わる話は全国にあるらしい。

8世紀の平城京の時代には馬は水の精の好物なので馬の土人形を川に流し水害や逆の日照りなどが起こらないよう祈願したという。多分最初は生きた馬を生贄としていたのであろう。遠野の話もこれと関連があるのであろう。

映画「歩いて見た世界:ブルース・チャドウィンの足跡」に寄せて

一昨日の新聞の記事のタイトルである。

ヴェルナー・ヘルツォーク監督の映画で、イギリスの作家ブルース・チャドウィンの数奇な生涯を辿るドキュメンタリーである。彼は49歳で亡くなるまで世界の辺境を旅し、思索を小説に著してきた。監督と作家は「野生の気質や夢見る人々、人間という存在にまつわる大きな概念」というテーマを共有する同市でもあったともいう。

この映画の予告編はここで見れる。