今日の新聞の「読書」欄の写真集のタイトルである。
著者は林健男さん。市場に出荷する果物や野菜の木箱に貼ったラベルなど、印刷会社「精工」が手がけた491点を収録。
その表紙。
今朝の新聞の記事のタイトルである。
地球大気のコンピュータ・モデルの話である。
真鍋淑郎(しゅくろう)氏(プリンストン大学・ノーベル賞受賞者)は一次元モデルから初めて全地球規模の3次元大気モデルを作ることに成功した。そしてこのモデルで大気中の炭酸ガスの濃度を300ppm(ppm:100万分の1)から150ppmに減らしたばあいや600ppmと増やしばあいの地表付近の温度変化を求めてみた。これで炭酸ガスの濃度が地表近くの温度に及ぼす効果を定量的に見積もることができるようになった。
なぜ炭酸ガスか?地球に降り注ぐ太陽の光は可視領域にピークを持つ(太陽は表面は5500度程度の温度を持つ)一方地球の表面は15度程度なのでそこから放射される光は赤外線が多い。炭酸ガスは太陽の光にたいしては作用しないが地球からの赤外線を大きく吸収する。その結果地球の大気の温度を上昇させる。
コンピュータ・モデルの精度は?これは予測精度で検証すればよい。数値予報は「10日先の予報ができるようになってきた」(増田善信元気象研究所研究室長)。この限界が気象システムの強い非線形性によるカオスであるとすると限界は原理的なものである。そう言えばカオス現象を初めて見つけたローレンツも気象学者である。一方物理素過程の理解不備によることも考えられる。物理素過程で難しそうなのは地球大気で起きる乱流の取り扱いのような気がする。
しかも乱流は熱を運ぶ。三次元モデルで乱流がどうように扱われているか気になった。
最近新聞で眼にした記事のタイトルである。
政府は米の転作補助金である「水田活用直接支払交付金」を大幅にカットしようとしている。この交付金は水田の作付けを主食用米から飼料用米、飼料トウモロコシ、麦、大豆、ソバ、ナタネなどの畑作物に転作した場合に補助金を交付するもの。
この制度に協力して転作に応じた農家が増えてきたことから政府はさまざまな条件を付けてこの補助金をカットしようとしている。条件の一例を挙げる。
これに対して長野県の一農家の経営者は「30ヘクタールの水田をソバが育つ土壌にするために何年も努力してきた。ソバ畑を5年に一度水田に戻すなど机上の空論だ」と怒っている。
全く農業を知らない役人が作ったカット案である。
食料自給率の向上・食料主権の確立、農業の経営を支える支援策という視点が欠落している改定案である。
若隆景と若元春は現役の関取兄弟である。しかも福島出身。この事実を知ったときにとっさに頭に浮かんだのが佐藤継信と忠信である。かれらも兄弟で福島出身である。
福島駅から飯坂温泉を結ぶ鉄道「福島飯坂線」の沿線に医王寺駅があり、この近くに医王寺がある。この寺は継信・忠信兄弟の父である湯荘司元春(ゆのしょうじもとはる)が創建したものである。かれは鎌倉時代のこの地方の豪族で奥州平泉の家人あった。この父は早く亡くなるがその夫人は若いころ源義朝(頼朝や義経の父親)の恋人だったことがら源氏に深く肩入れするようになった。特にこの継信・忠信兄弟は義経の忠臣中の忠臣となった。
若隆景と若元春にはもう一人兄弟がいて彼も力士である。三人が関取になることを期待する声が大きいという。がんばってほしい。
今日はひな祭りである。よくある話題である。「左大臣」「右大臣」どちらが上か?
「中国名言集:弥縫録(びほうろく)」)(陳舜臣著)によれば中国の官制では同職に二人いるときは左の方が上。例えば丞相(じょうしょう)二人制のときは左丞相が右丞相より上位とされた。
この中国の官制が日本に伝わり左大臣が右大臣より上位とされている。
「左を虚(むな)しうする」と言う言葉もある。偉いひとを馬車で迎えに行くときは馬車の左側の席をその人のために空けておく。
これで決まりかなと思ったら、
「左遷」や「右に出るものがない」といった右を上位とする言葉もある。
今朝の新聞の記事のタイトルである。
138億年前の宇宙誕生から9億年の銀河に太陽系でも存在比率の約50~70%の窒素や酸素が見つかったという記事である。
これらの元素は星の中の核融合で生成される。宇宙誕生時には水素とヘリウムしか存在しないと考えられており、それ以外の元素が観測されたということはこの銀河内にある恒星が核融合で重い元素を生成、超新星爆発などで生成された元素を星間空間の放出した結果である。
太陽は100億年程度の寿命であるが、太陽の100倍程度の質量を持つ星(恒星としては最重量級)は100万年程度で一生を終える。このような質量が大きな恒星が初期銀河の元素分布を大きく変える。宇宙の中で初期銀河が何時生成されたか分らないが9億年は十分な時間であろう。
今朝の新聞の記事のタイトルである。
酷い話である。
10兆円の大学ファンドを金融市場で運用しその運用益を特定の大学に研究費として与える。この特定の大学「国際卓越研究大学」は800校程度ある大学の数校程度。
しかもこの大学には
年3%の事業成長と大学ファンドへの拠出金
大学の決定機関の構成員の少なくとも半数は学外者であること
の大きな規制がかけられる。
つまり
博打で儲けた金を稼げそうな大学に研究費として与え、稼がせて運上金を吸い取る。しかも稼ぎを監視する機関を大学に作らせる。
こんな酷い話はない。
加茂人(かもびと)の
火を燧(キル)音や小夜鵆(さよちどり) 蕪村
珍しい所に白鳥が来ていた。
場所は評定河原橋たもと。