ウィッキー・ハーン著「人が動物たちと話すには?」の中に「第四章:イヌは嗅ぎ、ウマは感じる」という章がある。その中で、次のような一節がある:
「そして(ウマ)の口は非常に器用だ。門の錠など簡単にはずしてしまう。人間に十本の指があり、ウマには、一個の口しかなくてよかったと思うくらいだ。だからウマにしてみると人間は異常に鈍く、意思の伝えかたもまずく、その点は大目にみなければならない相手だ。だが運のよいことに、アメリカの偉大な馬術家ウィリアム・スタインクラウスが言ったように、一般にウマは人間よりも寛大だ。」
なるほど。