南米ペルーのウマである。独特の四節の歩様で走る。動画が面白い。
ペルビアン・パソは前回紹介したクリオロと共通の祖先によることが分っている。このウマはパソ・ラノという名称で知られている独特な肢を横に蹴り出すような四節で走り、特異な体型をしてる。
このウマの品種改良はこのパソ・ラノという歩様を完成させる方向でなられている。パソ・ラノの動作では前肢を円を描くように活発に動かし、後肢はこの動きを強力にサポートする。そのため馬体の後半部を低く構える。
この品種は大変に強靭である。後肢および繋は長く、関節はことのほか柔軟である。これらの要素がことウマの歩様の快適さに貢献している。