iphoneでPythonプログラミング(続)

前の投稿でiphoneでPythonプログラミングの基本的な環境を作る話をした。

ところでpc(win10)を使って多くのPythonプログラムを作ってきた。これらがiphoneのPythonで正常に動くか確かめたい。

まずpcにあるプログラムをiphoneに転送する。これには様々な方法があるが今回使ったものはFTPManagerである。win10ではSSHサーヴァを簡単に起動できるのでiphoneではSSHクライアントを起動してsFTPプロトコールによるファイル転送を使う。

FTPManagerをインストールして起動する。「+」アイコンで新規接続を設定する。

サーヴァーのipアドレス
サーヴァーの利用者名
そのパスワード
利用者のホームディレクトリのパス名
これで接続をするとpcのホームディレクトリ下のホルダー・ファイルの一覧が現れる。
それらのホルダーやファイルにはFTPManagerd独自のタグ(3つの点)が付いているので転送したいもののタグをタップするとメニューが出てくる。「にコピー」を選択し、iphone内でFTPManagerが用意した「私のファイル」などを選択「保存」をタップすると転送が始まる。
転送が終わり「私のファイル」をタップすると転送したホルダーやファイルを確認できる。「私のファイル」は他のアプリからは見えないのでホルダーやファイルを移動する。今の目的からa-Shellアプリのディレクトリpythonに移動する。
これにはiphoneの選択・コピー機能を使う。「私のファイル」内にある転送したいファイルをiphoneの選択機能(丸ボタンのタグ)を使い、画面の右下にあるメニューを開き「共有」のタップ、新な画面で「”ファイル”へコピー」の選択。ファイルアプリの画面でコピー先、今の目的ではa-Shellエントリーのpythonホルダーを
選択、保存する。
a-Shellの画面でこのホルダーやファイルがあることを確認する。
Pythonプログラムファイルの実行は以下のよう:
$python ******.py
で実行する。
因みに以下のようなプログラムを実行してみた:

#coding: utf-8
class Garden:
  def __init__(self, plants):
    self.plants = plants
  def __str__(self):
    t = [ object.__str__(self) + '咲いている草花は' ]
    for obj in self.plants:
      s = ' ' + object.__str__(obj)
      t.append(s)
    return '\n'.join(t)

mygarden=Garden(['なずな','はこべら','ほどけのざ'])
print(mygarden)

正常な結果が得られることを確認した。

iphoneでPythonプログラミング

久しぶりのPythonの話題である。

古いiphoneが手元にあったので、これを使ってPythonプログラミングができないか調べてみた。

いろいろなやり方があるが、iOSが持っているPythonを使うのが簡単。そのためにターミナルアプリをインストールした。使ったアプリはa-Shell

a-Shellを起動するとshellの画面が現れる。

$cd
$pwd

を入力するとホームディレクトリが~/Documentsであることがわかる。ここにファイルを作ってよいが他のアプリでアクセスできないのでこのDocuments下にホルダーを作る。

iphoneのファイルアプリを開き「このiphone内」を選ぶとa-Shellのエントリーが見えるのでそれをタップする。ここでホルダーの新規作成をする。ホルダー名を例えば「python」とする。

a-Shellの画面に戻るとDocuments下にpythonというディレクトリができていることがわかる。そこに移動する。このディレクトリをpythonプログラミングの作業場にする。a-Shellではvimエディターが使えるのでプログラム作成にはこれを使う。

尚最新のiOS5.6では既存のPythonのヴァージョン3.11である。