Pythonでマクロ(2):マクロ実行ボタンを作る

LibreOfficeでマクロを実行するときに便利なマクロ実行ボタンを配置することにする。

LibreOfficeのCalcの表計算のシート上にマクロ実行ボタンを付けることにする。

ボタンはフォーム機能が持つ部品の一つである。Calcの画面でプルダウンメニュー「表示」-> 「ツールバー」-> 「フォームコントロール」を選択し、フォーム作成のためのツール一覧を出しておく。

まず一覧窓の上部にあるフォーム機能の切り替えをデザイン・モードする。様々な部品が使えるようになる。その中の「ボタン」選択し、シートの適当な場所にドラックして配置する。

設置したボタンアイコンを右クリックしてメニューから「コントロールのプロパティー」を選択する。「全般」ではボタンの表面にあるタイトルを変えたり(例えば「マクロの実行」)、ボタンの背景色を変えたりできる。「イベント」ではこのボタンで起こり得るイベントとそのイベント処理プログラム(イベント・ハンドラ)を繋げることをする。今の場合は「ボタンが押されたとき」に問題のマクロが実行されるように繋ぐ(マクロに実行関数は引数なしでよいが、イベントハンドラーでは不定個数の引数を取れるようにする。つまりmacro()  -> macro(*arg))。

これで準備ができた。デザイン・モードをオフにしてボタンを押してみる。マクロが実行されることを確認する。

フォーム実装例

【重要】このまま表を保存すると再度この表を開いたときにはフォームはデザインモードになっている。これは開発中であればよいがこのフォームをユーザが使うときは都合が悪い。表を開いたときにフォームのデザインモードがオフではじめたい。そのためにはこの表を保存するまえに

プルダウンメニュ「ツール」-> 「フォーム」-> 「フォームナビゲーター」選択。そのナビゲーター画面で「フォーム」を右クリックしデザインモードを解除した後に保存する。