タイトルは「歩く(walk)鳥はホップ(hop)する鳥より進んでいるか?」。鳥の歩様についてNewScientistにあった話題である。
馬は常歩、速歩、そして駈歩の三つの周期的な歩様(gaites)を持っている。この歩様の遷移(移行)は酸素消費量の節約のために起こることがわかっている。これは一頭の馬の歩様の問題である。
鳥では種によって歩様が異なる。その理由は?
記事では
オーストラリアの地元の茂みにはマグパイ(magpie)のように歩く鳥やワライカワセミ(kookaburra)のようにホップする種類の鳥がいる。どちらが進歩した鳥だろうか?これは長年疑問とされてきた問題である。
何となく小さな鳥はホップだし、大きな鳥は歩くかなと思う。
こんな説もある。
「歩くはホップより複雑な歩様であるので大脳皮質の少ない小さな鳥では無理である。歩く歩様は神経・筋肉系の制御の複雑な組み合わせが要求される。Phillip Tobiasは人間の二足歩行の長い歴史に対して『ヒト、よろめきながらの二足歩行者』とまとめている。」
“Why do some birds hop and others walk?“より
「歩く」と「ホップ」の双方を採る鳥もある。これは馬と同じように経済効率で歩様を選択しているのであろう。