多様なポニーたち(14):ファラベラ

ポニーの最終回はファラベラ(Falabella)。これはポニーというよりミニチュア・ホースである。画像はここ

小型ウマの誕生の自然的な理由は環境であり、乏しい食料とともに厳しい自然条件である。しかしミニチュア・ホースまたは非常に巨大なウマを意図的に創ることも可能である。ミニチュア・ホースはペットとしてまた希少価値があるものとして歴史を通じて育成されてきた。そのよい例がこのファラベラである。

ファラベラはブエノスアイレ(アルゼンチン)の郊外にあるRecreo de Roca牧場でこの品種の改良をしたファラベラ家に由来する。かれらは最小のシェトランドと極小型のサラブレットを交配し、つまり意図的に最小の動物を交配し、近親交配を繰り返した。その目的はほぼ完全な姿でウマのミニチュアを創ることであった。しかし近親交配は体型上の欠陥や活力の喪失を招いた。