今回のウマはサフォーク・パンチ。画像はここ。
サフォーク・パンチ(Suffolk Punch)はその栗毛ゆえに全く独特なウマである(サフォークホース協会はこの栗毛を”chesnut”というこれも独特なスペルを常に使う)。”punch”はその外見からで短足・樽胴なウマという意味。言い得て妙である。
今回のウマはサフォーク・パンチ。画像はここ。
サフォーク・パンチ(Suffolk Punch)はその栗毛ゆえに全く独特なウマである(サフォークホース協会はこの栗毛を”chesnut”というこれも独特なスペルを常に使う)。”punch”はその外見からで短足・樽胴なウマという意味。言い得て妙である。
今回のウマはノリーカー(Noriker)である。
ノリーカー(Noriker)はヨーロッパで最古の重量馬の一つである。名前の由来はローマ帝国の属州であったNoricum、現在のオーストリアによる。Noricumはハフリンガーの生まれ故郷となるウマの生産が盛んなVenetii(ヴェネト)に隣接していた。自然な流れとしてこれらの二つの品種の交流があった。近代的なノリーカーはオーストリアで依然として人気が高く、中央アルプス地帯で様々な目的に使われてきた。
ノリーカーは堅牢で強力な中間的な大きさの作業用のウマである。体型上の標準では管骨(Cannon bone)の周囲が20-24cmはあり、肢が短く、腹帯の部分で体高の60%より少ないことはないことが条件。ずんぐりとした体型のウマである。
今回のウマはシャイヤー(Shire)である。画像はここ。
シャイヤーは最高級の重量馬と思われている。特に英国で絶大な人気があり、どちらかといえば数の増加が見られる。シャイヤーという名前は英国内のリンカンシャー (Lincolnshire)、レスターシャー (Leicestershire)、スタッフォードシャー(Staffodshire)そしてダービーシャー (Derbyshire)の四行政区(Shire)に由来する。
シャイヤーは強靭なことで知られている。そして重量馬の中で最も重量のあるウマの品種である。成長すると2,240-2,688lb (1,016-1,219kg)にもなることがある。このサイズや強靭さにも拘わらず大人しく制御しやすいウマである。
今回のウマはペルシュロン。画像はここ。
アラブ種に多くを負っているがペルシュロンは最も人気のある重量級のウマの一つである。体毛がなく皮膚の問題を度々おこすが、カナダや米国に勢力的に輸出された。
原産はフランス・ノルマンディーの石灰石で有名なラ・ペルシュ(La Perche)地方。その祖先は紀元732年にトゥール・ポワティエ間の戦いでウマイヤ朝の進撃を食い止め、西ヨーロッパへのイスラム教徒の侵入をイベリア半島でとどめたシャルル・マルテルの騎士たちを乗せた。それ以来東方の血がフランスのウマの生産に利用されるようになったといわれている。11世紀以降さらに東方の血が利用されるようになり、ル・パンでは1760年よりアラブ種の牡ウマが使われ始めた。アラブ種の交配、特に1830年に誕生した牡ウマ、Jean le Blancによる影響が大きい。このような影響にも拘わらず大きさやパワーは変わっていない。世界で最も大きなウマはペルシュロンのDr. Le Gearである。体高は21ハンヅ(210cm)で体重は1372Kgもあった。
重量級のウマたちは個性的だ。そんなウマたちを紹介したい。
今回はユトランド。 画像はここ。
ご覧のように運んでいるビール樽のように丸いウマである。デンマークの重量級の固有種である。中世またはそれ以前からユトランド半島で飼育されている。元来は農業や運搬に用いられていたが、数が減少した今日では醸造業者の大荷馬車を曳いている姿でヨーロッパの街角で見かける。
多くの重量級のウマたちと同じように、ユトランドは先史時代の森林の中にすんでいた冷血種のウマから発展したものである。12世紀ごろまでは重量、耐久性そして経済効果に着目した頑強な軍事用のウマとして飼育されていた。19世紀になって現生のユトランドの形ができあがった。
分類=(ポニー、 軽量級、 重量級)
参考文献:Smithsonian Handbooks Horeses.
分類=(ポニー、 軽量級、 重量級)
参考文献:Smithsonian Handbooks Horeses.
後躯(こうく)