壁と空:見事な対比

今朝の新聞の記事のタイトルである。

「立山黒部アルペンルート」が15日に冬季閉鎖を終え全線開通したというニュースである。

全線開業50周年を迎えた今年の開通の日は晴天で、室堂(海抜2400メートル)では雪壁が聳え立つ「雪の大谷」が出現。青空との見事なコントラストを演出した。画像はここ

ダンゴムシをペットに!?:長崎「世界のダンゴムシ展」

今週の日曜版の記事のタイトルである。

以前このブログでもダンゴムシの歩様について触れた。

そのダンゴムシを集めた展示会が長崎バイオパークで開かれている。19種類ものダンゴムシが展示されている。ダンゴムシの成虫は7対14本の脚を持ちエビやカニに近い。

われわれが身近に見かける黒いダンゴムシは「オカダンゴムシ」と呼ばれるもので世界中にいる。ペットとして人気なのは透き通った白色で「マジックポーション」という品種。「ボルネオコブコシビロダンゴムシ」は胸部後方にコブがある。「ジェストロダンゴムシ」(イタリア)は点々がいっぱいあるダンゴムシである。

ところでダンゴムシの歩様であるが、7対14本の脚を同様な順序で動かして歩くのか、これが問題である。左右対称に脚を持つ生き物の歩き方には対称歩様と非対称歩様がある。このことの詳しい説明はここ。馬を例にとると馬の速歩は対称歩様であるが駈歩は非対称歩様である。ダンゴムシも左右対称な脚を持つのでこの歩様の問題が出てくる。ダンゴムシは非対称歩様らしい。

ホタルの超音波はコウモリを撃退?

今朝の新聞の記事のタイトルである。

テルアビブ大学とベトナム科学技術アカデミーの研究者たちはコウモリの超音波を調べているときに偶然にもホタルが超音波を出していることを見つけた。その音源はホタルの羽の振動である由。

面白いことにはホタル自体は超音波を聞く能力がないのになぜ掉超音波を出しているかである。研究者たちはこの超音波はこれを聞くことができるコウモリへの警告信号ではないかと考えている。

考えてみると夜に光を発することは捕食者に自分の存在を知らせることになるが、ホタルにとってこの行為はどの様な利点があるのだろうか?「交尾の相手に気付いてもらうため」だろうか。

もう1つ面白いことはこの発光の点滅はホタルの集団で同期を採ってなされることである。

馬は鏡に映った自身を認識できる

Newscientistにあった記事のタイトルである。

馬は鏡に映った自身の姿を認識でき、更にそのイメージから顔が汚れていて拭く必要があるかとかいう情報を得ているように見える。こんな結果をイタリアのピサ大学のPaolo Baragliが見つけた。

顎に色でマークを着けた14頭の馬の内11頭は鏡に映った自身の顔をみてそのマークを拭おうとした。これは鏡に映った自己認識ができる霊長目以外では馬が唯一の動物ということになる由。