メタセコイア発見から80年:身近な「生きた化石」

今日の朝刊のコラム「気になるサイエンス」の記事のタイトルである。

仙台にはメタセコイアの木が沢山生えている。

東北大学川内キャンパスにあるメタセコイアの並木

このメタセコイアは現生種より化石が先に発見された。発見者は三木茂博士。いまから80年前のことである。博士は約1千万年前から100万年の地層で後にメタセコイアと命名される針葉樹の葉付き枝や球果の化石を発見し、これが現生のセコイアやスマスギの仲間と違う特徴を持っていることを確認。今は絶滅した「未知の植物」であるとしてメタセコイアと命名した。後に中国で現生種が発見され日本にも導入された。

三木博士が教鞭をとっていた大阪学芸大学(現在の大阪市立大学)の植物園はメタセコイアの日本のメッカである。