オルベウスはアポローンの息子でアポローンから竪琴を贈られその名手となった。エウリュディケーと結婚したが、この新妻は野原で毒蛇を踏んでこの毒で死んでしまう。オルベウスはこの妻を取り戻そうと黄泉の国に降りて行き,竪琴を奏でて冥界の神々に訴えた。
「地上の行き着くまでは決して振り返って妻の姿を見てはいけない」という条件でエウリュディケーは解放され地上に戻れることになった。しかしもう少しで地上というところで振り向いてしまった。エウリュディケーはたちまち冥界に戻されてしまった。
その後オルベウスは自分の死をもってエウリュディケーと再会することができた。竪琴はゼウスによって星座「琴座」に置かれた。