馬の調教は”長い調馬索を持ち大きな円周の中心に立って馬を円周に沿って走らせる”。このような風景を良く見かける。こと調教では馬の基本的な歩様、常歩、速歩、駈歩をリズム良く走れるように調教する。
面白い調教として、「徒手調教」(work in hand)がある。これはトレーナーは短めな調馬索を持ち馬と一緒に走る。もちろん馬は鞍もサイドレイン(固定手綱)も着けている。この調教スタイルはレバートやカプリオールなど馬が地上を離れて浮遊する部分を含む演技の訓練で見られる。この徒手調教は二本の柱の間に馬を固定して行われることもある。このよな古典馬術の訓練は今では見たことがないが、絵画などに描かれている。以下の画像はJulius von Blassの油絵「スペイン乗馬学校の朝練」であるが、左の方に二本の柱の間ど訓練している馬が見える。
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