M51-ULS-1b:最初の銀河系外惑星(候補)

われわれの銀河系には沢山の惑星(太陽系外惑星)が発見されているが、表題のM51-ULS-1bは銀河系外(われわれの銀河系の外にある)惑星の最初のものになるかもしれない。M51は猟犬座の方向に8.6メガパーセク(28光年)のところにある有名な子持ち銀河である。

この銀河にあるX線を出している恒星(中性子星またはブラックホール)の伴星がM51-ULS-1bである。この惑星がX線源を横切るときに僅かにX線の強度が落ちる。この現象を見つけて惑星(候補)の発見になった由。

この惑星は木星の半径の0.7倍程度の大きさを持つ。星が水素の核融合を初めるためには質量の下限があり太陽の100分の1程度だとされており、これより質量が大きいと自ら光る恒星になる。木星は太陽の1000分の1程度の質量しかないので恒星になれない。M51-ULS-1bもその程度の質量だと思われる。それで惑星だと推測したものである。

 

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