ネコを興奮させるイヌハッカ:祖先が失った成分復活

今朝の新聞記事のタイトルである。

ネコを興奮させるイヌハッカ(キャットニップ)の誘引成分はイリドイドという化学物質の一種である「ネペクラクトン」と呼ばれている物質たそうである。ネコの3分の2はキャットニップをこすったり触ったりして興奮状態になる(因みに我が家で以前に飼っていたネコは無反応)。

記事の内容は米フロリダ自然史博物館の研究グループがキャットニップが持つこの成分の由来をこの成分を持たないヤナギハッカのゲノムを比較するなどして祖先の酵素と遺伝子を調べたというもの。

その結果、6500万~5500万年前ごろ祖先の植物がイリドイドを作る能力を失ってしまったが、2000万年ごろキャットニップは再びイリドイドを作る能力を復活させたということが分った。

空白の時代(5500万年前~2000万年前)ではイリドイドを持つ必要のない環境であったのかもしれない。

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