恒星と惑星の残骸:衝突の瞬間初観測

今朝の新聞の記事のタイトルである。

白色矮星にその周囲を回転していた惑星の残骸が衝突ことによる高温プラズマから放射されるX線を始めて観測したという記事である。

観測はX線観測衛星「チャンドラ」によるもので白色矮星はG29-38と呼ばれ44光年の距離にある。

白色矮星は核融合をしていない恒星であるが縮退圧によって重力を支えている。明るさは太陽の100分1程度で暗い。われわれの銀河系だけでも30万個の白色矮星が見つかっている。有名なものではシリウスBがある。薄い大気を持っていてその温度は2~3万度もある。。今回観測されたG29-38からのX線は更に高温10万~100万度の高温プラズマから放射されるX線である。

この高温プラズマはこの白色矮星の周囲を回転していた惑星の残骸が衝突したことによるという。