騎乗時でのムチの持ち替え方

これも乗馬の話である。

乗馬では左手前ではムチは左手に持ち、右手前では右に持つ。ムチの左右の持ち替えは「斜め手前変換」でX点あたりで行う。どのようにして持ち替えるか?これが今日のテーマである。

“Horse and Rider”(Alois Podhajsky)を読んでいたらスペイン乗馬学校の方法が紹介されていた。通常の小勒(しょうろく)のばあいは以下のようにする:

【左から右に持ち替える】

  1. 右の手綱を左に預ける。右の拳は自由になる。
  2. 左の拳を外側から捻ってその拳の小指が上になるようにする。ムチは上を向いている。
  3. その状態で右の拳を親指が下になるようにして左の拳に揃える。つまり左の拳の小指と右の拳の親指が接して並んだ格好になる。
  4. 右の拳でムチを掴み、右の拳をムチと一緒にそのまま馬の頭越しに移動して正位置に戻す。ムチは右拳にあり下を向いている。
  5. 左に預けておいた手綱をもらい右拳でムチと一緒に握る。

与謝蕪村の句(2)

○みどり子の頭巾眉深(まぶか)きいとおしみ 蕪村
「眉深き」で情感を強くしている

○繋ぎ馬雪一双(いっそう)の鐙(あぶみ)かな 蕪村
「雪一双」の漢語で場面が引き締まってくる

○いざや寝(ね)ん元日は又翌(あす)の事 蕪村
今の季節にぴったりの句である

○蕭条(せうでう)として石に日の入る枯野かな 蕪村
「石に日の入る」で情景が深化している