「左か右か」:混乱する脳

これは最近のNewScientistの話題の一つである。

多くの人々が「左に行って」「右に行って」という左右の方向を伴なう指示に混乱してしまうという。その問題である。

これらの指示は「前に行って」「後に行って」という前後の方向を伴なう指示に間違いなく対応できることを考えると対照的である。

これは人間の体がほぼ左右対称にできていることと関係するのかもしてない。また人の「歩く」や「走る」といった歩様も左右対称なことも左右の認識を曖昧にしているのかもしれない(馬の駈歩のような左右非対称歩様を持っているとどうだろうか)。

記事ではある人は

幼いころ右親指をしゃぶる癖があり大人になっても左右の親指の形が違っていてそれを手掛りの左右の問題を処理できているそうである。

またある人は

親指と人差し指を90度に開いたときに文字Lを作る方が左である。これを使う。とっさのときに役に立つかなあ。