今回もハンガリーの馬でフリオーソ(Furioso)である。画像はここ。フリオーソはイタリア語で「激しく」という意味で馬の名前によく登場するが、ここでは品種としてのフリオーソである。
フリオーソは前回のノニウスと深い関係にあるウマの品種であり、オーストリアからポーランドまで広くヨーロッパ中で飼育されている。フリオーソはまた騎兵用のウマとしても飼育されていたが、ノニウス以上に品種改良が進んでいる。
フリオーソ種は二頭のイギリス産の馬、FuriosoとNorth Starをノニウスの牝馬に交配させたことを起源としている。1840年ごろ導入されたFuriosoはサラブレッドであったし、その3年後導入されたNorth Starは1834年のセントレジャース(St.Leger)競馬の勝利者Touchstoneの息子であったが、Norfolk Roadsterの強い影響もあった。
フリオーソ種はヨーロッパレベルの障害物競走を含めさまざまな分野の競技で活躍する能力を持った騎乗馬である。また引きウマ競技でも活躍している。