南フランスの洞窟には石器時代(約25,000年前)に居た人々が描いた動物の壁画がある。そこには興味ある馬の描画がある。写真にみるようにヒョウ柄の模様にある馬である。
このヒョウ柄の馬は当時そのような馬がいたのでそれをリアルの描写したものか、または当時の人々の想像の産物であうか?考古学者たちの間で議論がされてきた。
最近になって研究者たちは現生馬の骨とこの石器時代に生きていた馬の骨のDNA解析を行ってこの問題に決着をあたえた。
2009年に発表された9,000年から20,000年前にいた馬の骨の解析ではこれらの馬たちは青毛(black)や鹿毛(bay)(茶色の毛並みでたてがみと尾が黒色)で大変に地味であった。その後遺伝学者は現生馬の中でLeopardとして知られている馬のDNA系列のなかのLeopardの系列を特定した。それを受けて、その後11,000年から15,000年前に生きていた馬の骨のDNAが再調査された。
その結果はこれらの馬たちの骨のDNAにはLeopard系列に対応する系列が存在することを見出した。つまりこの当時生きていた馬たちはleopardで人々はその姿を洞窟に壁に描いたと結論された。