xubuntuにPython仮想環境をつくる

娘が「遅い」といって手放したlenovoに軽いOSを入れてみた。このlenovoは確かに遅くwin10では精神衛生上よくない遅さである。CPUやメモリーが貧弱な割にハードディスクは容量が1000GBと豊富であるので、軽快に動くと定評のあるxubuntuをwin10とdual bootでインストールする。

xubuntu自体のインストールは問題なく進行したがその手前でPCのBIOSの画面を出すことに苦労した。最も確実な方法はNOVOボタンを使う方法であるらしいが肝心のそのボタンの場所が見つからなかった。このPCでは向かって左の側面のSDカードの挿入口の横に小さな穴がありそれがNOVOボタンでPCの電源を落とした状態でこのボタンを楊枝などで押すとBIOSの画面が立ち上がる。

【Python環境】

xubuntuのインストールでシステムワイドのPython(3.12.4)がインストールされるがPythonプログラミングは仮想環境で行うことが作法である。これはプログラミングが実験的な操作を伴うことが多くシステムワイドなPythonをいじりたくないからである。

そこでhome直下に作業ディレクトリを作りそこをPythonプログラミングの作業領域とする。ターミナルエミュレーターでそこに入って

python3 -m venv MyEnv

と入力。MyEnv(名前は任意)というディレクトリができ必要なファイルがインストールされる。

仮想環境の活性化は以下のコマンドによる:

source MyEnv/bin/activate

これでエミュレーターのプロンプトの先頭に(MyEnv)が付き仮想環境にいることがわかる。ここのPythonは初期状態ではパッケージは何もインストールされていない。プログラミングに必要なパッケージをインストールする。因みに不活性にするには仮想環境内でi以下のコマンドを入力:

deactivate

次に総合開発環境を使えるようにする。以前かからPythonに付属して配布されている総合開発環境idleを愛用しているので仮想環境でもこれを使う。xubuntuで配布しているidleはシステムワイドなPython用でそのままでは仮想環境では使えない。そこで仮想環境下で以下のコマンドを使う:

python3 -m idlelib.idle

これで仮想環境にリンクしたidleが立ち上がる。

 

以上でPythonプログラミングの環境ができた。

米ケ袋の蝋梅2025

米ケ袋の蝋梅が咲いていた。今日(2月9日)とは少し早いような気がするが、春は近いことを感じた。

蝋梅
蝋梅

Neil Young:”Four Strong Winds”

Neil Youngが若い時に歌った”Four Strong Winds”もいい。歌詞は:

Four strong winds that blow lonely
Seven seas that run high
All those things that don′t change come what may
But our good times are all gone
And I'm bound for moving on
I′ll look for you if I'm ever back this way

Think I'll go out to Alberta
Weather′s good there in the fall
I got some friends that I can go to working for
Still I wish you′d change your mind
If I asked you one more time
But we've been through that a hundred times or more

Four strong winds that blow lonely
Seven seas that run high
All those things that don′t change come what may
But our good times are all gone
And I'm bound for moving on
I′ll look for you if I'm ever back this way

If I get there before the snow flies
And if things are goin′ good
You could meet me if I send you down the fare
But by then it would be winter
There ain't too much for you to do
And those winds sure can blow cold way out there

手紙の文面のような歌詞が面白い。Neil Youngの歌声はここにある。

Jessica Rhaye:”Blowin’ in the Wind”

カナダ出身のJessica Rhayeが歌う”Blowin’ in the Wind”がいい。この曲は元もとはBob Dylanのものであるがおおくの歌手のよってカヴァーされている。歌詞は:

How many roads must a man walk down
Before you call him a man?
Yes, ’n’ how many seas must a white dove sail
Before she sleeps in the sand?
Yes, ’n’ how many times must the cannonballs fly
Before they’re forever banned?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind

How many years can a mountain exist
Before it’s washed to the sea?
Yes, ’n’ how many years can some people exist
Before they’re allowed to be free?
Yes, ’n’ how many times can a man turn his head
Pretending he just doesn’t see?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind

How many times must a man look up
Before he can see the sky?
Yes, ’n’ how many ears must one man have
Before he can hear people cry?
Yes, ’n’ how many deaths will it take till he knows
That too many people have died?
The answer, my friend, is blowin’ in the wind
The answer is blowin’ in the wind

動画はここにある。

また彼女が歌う”Four Strong Winds”もいい。これはカナダ出身のIan&Silviaの曲であるが、彼女も歌っている。

動画はここにある。

松島2025

先日(1月29日)に松島に行ってきた。写真クラブの撮影会。

実に久しぶり(おそらく20年ぶり)の松島。雄島をまわった。

松島
だるま
牡蛎せんべい

ほかの写真はここで。

シネマ館:TOUCH/タッチ

赤旗日曜版の映画案内に気になる映画が紹介されていた。

映画のタイトルは「TOUCH/タッチ」で記事の見出しには「50年前消えた恋人を捜す」とある。

 

アイスランドでレストランを営むクリストファーは初期の認知症と診断され、それを機に人生でやり残したことを追及する決意をする。

それは50年前にロンドンで出会い恋に落ちたミコを捜すことであった。

ミコは日本料理店を営んでいた父とともに突然に姿を消してしまった。そのわけを知りたくて、クリストファーはイギリス、東京、そしてミコの故郷である広島へと旅する。

この映画のWEBサイトはここ

 

「去られたる身を踏込で田植哉」(蕪村)

「蕪村句集」(玉城司訳注:角川文庫)を眺めていたら蕪村のこんな句を見つけた」。

「去られたる身を踏込(ふんごん)で田植哉」(蕪村)

訳者よれば、離縁された女性になり代わって詠んだ作。踏込(ふんごん)という言葉で女性の悲しみと弱音をはくまいとする女性の意地が伝わってくる。

メールで使う日本語文字コード:ISO-2022-JPとUTF-8

メールで使う日本語文字コードについての感想

以前はメールで使う文字コードはISO-2022-JP(7ビットJIS)であったが最近ではUTF-8(unicode)がよく使われる。

ISO-2022-JPは2バイトを使って日本語文字1つをコード化したものであるが、各1バイトの7ビットを使い、8ビット目はパリティ・ビットとして文字のコードには使わない。このパリティ・ビットはマシンからたのマシンにメールが送られた際に正しく文字が伝わったことを確かめるために使われた。

このようにISO-2022-JPをメールで使う理由があり、そのように使われてきた。今でもそれに拘っているメール作成ソフトがある。筆者の使っているSylpheedがその1つである。

最近はスマートフォンのメールが増えてきたのかメールはUTF-8が標準のように使われている。時代の流れだ。

「草を打って蛇を驚かす」と「藪蛇」

巳年に因んで蛇が絡んだ言葉をとりあげる。

「草を打って蛇を驚かす」と「藪蛇(やぶへび)」は行為と行為の結果は同じであるが、行為の目的は正反対。これが面白い。

「草を打って蛇を驚かす」は「弥縫録」(陳舜臣著)で採り上げている成句。草を打って「敬遠」したい蛇に出て行ってもらう、という意味で、目的以外のものを叩いて本人に警告を与えるときに使う。

一方「藪蛇」は余計な事をしたために、いらぬかかわりあいになり、思わぬ不利や災難を招くことの意味。行為の目的は蛇をだすことではない。

この二つの成句でも蛇は「敬遠」したいものとして登場する。蛇は敬い遠ざけておきたいものとして登場。陳舜臣氏は蛇を敬遠したり、嫌悪する我々の気持ちは人類の遠い記憶の中にある爬虫類恐怖症に根源があるという。

「七くさや袴の紐の片むすび」(蕪村)

正月に因んで与謝蕪村の句

「七(なな)くさや袴(はかま)の紐(ひも)の片(かた)むすび」

を選んだ。

昔は還暦をすぎた男子は袴の紐を真結びから片結びに換えたらしい。句の意味は「還暦を過ぎても元気な年男が七草囃子を歌いながら七草粥を作っているよ。」

穏やかな正月の風景に託して新春の歓びを詠ったものである。句集「人日」に入っている。

七草粥や人日(じんじつ)についてはこのブログでも取り上げたことがある。