ドサンコの起源

日本の在来馬で国際的に知られている馬はドサンコ(北海道和種馬)である。本州の南部馬や木曽馬などが絶滅危惧になるほどに減少してしまったのに、なぜ北海道に在来種が残っているのか不思議でだ。
ドサンコの起源は江戸時代まで遡る。
江戸時代には北海道は松前藩が支配していたが、松前藩士が蝦夷地(北海道)に赴任するときに本州から馬を持ちこんだ。任期が終わるとその馬を原野に放して人だけ本州に引き上げていた。これを繰り返しいる中で北海道の馬は増えてきたと言われている。一方、アイヌはこの馬を捕まえて家畜として使役した。馬の扱いの巧みなアイヌのお陰で北海道の馬は、北海道の風土に適していたこともあって、増えてきたと考えられている。
それにしても二十世紀の初めに150万頭もいた日本の馬はどこえいってしまったのだろう。

カテゴリー

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です