古墳時代の鏃(やじり)

日本の古墳時代の鉄製の鏃がどのようなものか知りたいとおもい調べた。

「鉄から読む日本の歴史」(窪田蔵郎著)の中に大阪府黄金塚出土の鉄製の鏃の写真を見つけた(p.71)。総じて青銅製のものと比較すると実用的で鋭いものになっているという解説があった。その写真を見ると茎(柄)が一体として鋳造されたものもある。しかしこの茎が空洞であるものはないように見える。「考古学基礎講座ー古墳時代の鉄鏃ー」には古墳から出土した鉄鏃の系統分類がまとめられているが茎(柄)のあるものが多いが、その茎が空洞であるものはない。

茎(柄)を空洞にすることによって強力な矢を作れるはずであるが、技術的に難しかぅたのか、普及しなかったようである。

 

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