馬を手の内に入れる

インストラクラに「馬を手の内に入れる」ようにと言われる。

Alios Podhajsky”The complete Training of Horse and Rider”のなかで”The horse steps into the rein”が該当する言葉かなと思われる。この言葉がでる章では”collection”(まとめる)を説明している。馬の後肢が前方に移動してこの脚で体重を支えるようにすると頭が上がり前肢が自由になる。
この状態を馬が”collect”されたというし、「馬を手の中に入れた」ことになる。このためには、後肢が快活に動く必要があり、乗り手の脚による扶助が決定的に必要になる。手綱がきちんと張れていないと、せっかく手に入れた馬を逃してしまう。この点に手綱(rein)の役割がある。この本でも強調されているが、馬の頭を上げるために、手綱を引っ張ることではダメである。あくまでも後肢が前方に来ることが大事である。

「こがらしやひたとつまづく戻(もど)り馬(うま)」蕪村

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