「さがり馬」神事

 

「さがり馬」神事。熊本県八幡市の河尻神宮で10月17日に行われる馬の神事である。河尻神宮で行われる馬の神事の一つで、この前後にも馬の神事がある。
説明によれば
「1197年、河尻三郎実明が鎌倉の鶴岡八幡宮を勧請したのが始まりで春日大神・天照皇大神・鶴岡八幡・住吉大神・阿蘇大神が祀られています。御神木は大柊で若木のときは葉に刺があり、老木になると刺がとれるので長寿の守護木としても仰がれています。大祭は毎年10月15~19日に開催され、流鏑馬・下り馬・風流舞・獅子舞・提灯行列・子供みこし・飾り馬などが登場する勇壮な祭りです。」

そのなかでもこの「さがり馬」の神事は勇壮である。馬のたてがみを三つ折り(便箋を封筒に入れるときに便箋の長い方を三分の一の長さになるように畳む。これが三つ折り。馬のたてがみのあるはばの部分をたてがみの垂れている方向で三つ折りにして先端を掴む、これを「下がり手」(まさに馬にぶら下がる勢子)の左手首で掴み、手綱をその手に持つ。神宮の参道にきたら鞭を当てると馬は駆歩を始める。乗り手でなく、「さがり手」はこの馬の走りに合わせて走り、参道がかなり社に近づいたら、「下がり手」は馬の横腹に体重をかけ馬にぶら下がる。これが神事である。
参道は砂利道なので、この神事で馬が駈歩をすると砂埃が上がり、これを勇壮な雰囲気になる。

さがり馬
さがり馬

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