種の起源:ダーウィンの愉快な指摘

ダーウィンの「種の起源」の中で愉快な指摘がある。少し長いが引用しておきたい。

「多くの太洋島にカエルやイモリがいないことは島の物理的な条件では説明のつかないことである。それどころか島の環境は両生類には特に適しているように見える。なにしろマデイラ島、アズレス島、モーリシャス島に(人の手で)持ち込まれたカエルは大繁殖し今や厄介者になっているほどだ。しかし両生類は成体も卵も海水に漬かるたちどころに死んでしまう。従って両生類が海を渡るのは非常に困難であり、太洋島に生息していない理由もよくわかるというのが私の意見である。それに対して(神による)創造説に立つなら島で両生類が創造されなかったのはなぜかを説明するのは極めて困難だろう。」

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