馬の神々たち

馬頭観音、ソウゼンなど馬がヒトの守護神になってる「馬の神々」はいろいろある。「青麻宮」もその1つである(古田義芳哉「馬の神々」(アートライフNo.3:1979))。解説によれば「…『あおそさん』と呼称られるが、正しくは『いちびこのみや』で雄略記九年の項にでてくる新羅帰化人田辺央(たなべふびと)伯孫と埴輪馬との物語に起因する神」であるとの由。
仙台にも「青麻神社」がある。「青麻宮」と関連があるのか不明であるが、後者は「日星月」を祭る神社である。星を祭る神社は日本ではめずらしい。この三つの天体は
日:天照大御神
星:天之御中主神
月:月読神
の諸神に対応させられている。天之御中主神とは、天の中心にある星、北極星かもしれない。道教では沢山の星が神格化されているが、この星は北極紫微大帝(ほっきょくしびたいてい)という名前で神格化されている。

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